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アンプルカットの手順とコツ≪注意点≫


アンプルの語源はフランス語で薬液などが入っているガラス製の小さな容器を指します。
歴史を遡ると最初にアンプルを使用し始めたのはフランスです。
初めて開発された時には現在のような管状ではなく、丸い物であったために、フランス語で膨らんだという意味を持つ、アンプルという言葉が使われたといわれています。

アンプルには硬質ガラスが使用され、薬剤に微生物が侵入しないように無菌状態を保つためにガラスで覆われています。
アンプルカットはアンプルを開封する事を言い、アンプルの頚部を手で折る手法です。

2種類と方法

アンプルの種類は2種類あり、やりやすいように頚部に切り込みが入っているイージーカットアンプルとアンプルカッターを使用してアンプルカットを行うアンプルがあります。

イージーカットアンプルの場合

  1. 胴部分を片手で持ち、片方の指で頭部を軽く叩き、頭部に溜まっている薬液を胴部に落とします。
  2. 頭部に丸いマークのワンポイントがある場合には、その部分が手前に来るようにします。(傷が入っている方を手前にします。)
  3. 頚部をアルコール綿で消毒します。
  4. ワンポイント部分よりも少し上の部分に利き手の親指を当てて、後面は人差し指と中指を当てて、摘むように持ちます。
  5. アンプルの頭部を奥側に押して折ります。

アンプルカッターを使用する場合

  1. 頚部をアルコール綿で消毒するまではイージーカットアンプルと同じ手順です。
  2. 頚部にカッターの種類にもよりますが、2~3回まわすようにして傷をつけます。
  3. 傷によって生じた細かいガラスを拭き取るために再度、頚部をアルコール綿で拭きます。
  4. 頚部の折り方はイージーカットアンプルと同じ手順です。

怪我を防ぐコツ

アンプルカットを行う時にはガラス製であることから指を怪我してしまう場合があります。
出血によってアンプルが汚染してしまい、使えなくなってしまう恐れがあるために怪我を避ける必要がありますが、コツを掴めば簡単に防ぐ事が可能です。

ワンポイントから外れすぎない

アンプルにワンポイントがある場合には、その部分より少し上の部分を持つようにします。
ワンポイントに手を当てて折ると、切断面が近くなるために手を傷つける可能性があります。
また、ワンポイントから大きく外れて頭部の部分を持ってしまうと過度な力が必要となってしまい、頭部の破損や頚部に突起が残る場合があります。

アルコール綿を当てて行う

アンプルと指の間にアルコール綿を当てる事によって、アンプルの切断面から指を保護します。
また、破片がアンプル内に落ちるのを防止します。

勢いをつけて折る

意外なコツかもしれませんが、勢いは大事なコツです。
恐る恐るアンプルカットを行おうとすると自然に指に力が入ってしまうだけでなく、頚部に十分な力を加える事はできません。
頭部を持った利き手の手首を捻るようにして勢いをつけると簡単にアンプルカットを行う事ができます。

他にもコツはあるかもしれません。
先輩が行っている方法を聞いてみたり、観察するのも一つの手段といえます。