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コンコーダンスと看護!コミュニケーションスキルの向上と治療


患者さんが治療や服薬に関して前向きになれるのは、受容と理解があってこそです。
納得できない治療や薬には、誰しも関わりたくないものです。

それでも執拗に迫られたら、飲んだふりをする、捨てる、無くすなど隠してしまう患者さんもいます。
そんな患者さんが攻められるケースが多いのですが、本当に患者さんが悪いのかなと思うことがあります。

そこで患者さんとのパートナーシップを大切にした医療、コンコーダンスについて考えてみたいと思います。

患者と医師が一緒になって治療を進めていく

患者さんが、自分の疾患や治療に関して十分に理解できるようにサポートしたり、患者さんの意見や考えを尊重し、治療方針や利用する薬品を決めていき、必要な治療や療養を継続していくのがコンコーダンスの考え方です。

患者さんの権利とコンプライアンスの改善

患者さんの治療や服薬等の理解と治療の参加について「良し」「悪し」を表現するのがコンプライアンスです。
コンプライアンス意識が高いと言えば、治療や服薬、療養に関して積極的に守り、実行できる状況です。
コンプライアンスが悪いと言えば、服薬拒否、療養法の無視、指示に従わないと言った状況です。

規則や権威のある人の要求や命令に従うことを意味していて、 威厳ある人=医師の指示に従えばよい患者、従わなければ悪い患者という、コンコーダンスとは逆の考えになります。

患者さんは、説明を受け、納得して医療を受ける権利があります。
また、治療法などの提示に対して拒否する権利もあります。

パートナーシップという考え方

患者さんは、現代のネット環境や情報収集の多様化によりたくさんの医療知識を有しています。
その情報が氾濫して、正しい情報も、間違った情報も全て判別できない曖昧さもあり、時にどれを信用して、どれを切り捨てればよいか分からなくなる場合もあります。

情報過多の現代だからこそ、正しい判断に導けるよう、いろんな選択肢を提案することが医療従事者の役目です。
また、そういったスキルを身につけておく必要があるのは言うまでもないでしょう。

コミュニケーションとサポート

コンコーダンスは医師と患者だけではなく、看護師や薬剤師との間にも必要不可欠です。

  1. 事前の診断と治療法の選択肢の決定
  2. 患者さんへ納得いくまでの説明
  3. 患者の気持ちや思いの傾聴
  4. 患者の思いを汲んだ治療法の提案と決定
  5. 決定内容の再確認
  6. 病気と戦っていこうとする意欲につながる判断を下せる力添え

「納得」と「自己決定」を補助する

患者さん主体の医療を行う上で「コンプライアンス」はナンセンスです。
コンコーダンスの看護の考えとして、信頼関係構築、納得行く治療を実現するためには患者さんへの説明はとても大切です。
納得できた患者さんは、治療に対し前向きで積極的になれます。

スムーズに治療を進めていくためには、主体となる患者さんの参加が不可欠です。
高圧的な治療進行は一昔前の話です。
患者さんの思いを引き出す診療や看護を実践していけるコミュニケーションスキルを習得していることが、医療スタッフにとっては大事なのではないかと思います。