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ベテラン看護師の定義≪年収は?≫


看護師として働いていると、その経験年数や経験量によって
“ベテラン”、“中堅”、“新人”とレベルを区別されます。

そしてそのレベルによって、
担う役割や任される仕事も変わってきたりするものですよね。

しかし、ふと「その区別はどういう基準でしているのだろう?」
という疑問が湧いてきました。

40才以上?イメージは?

ベテラン看護師と呼ばれる人たちは、
どういった定義の元にそう呼ばれているのでしょう。

気になって調べてみたのですが、明確な定義というのはやはりあるわけではないようで、
多くは40代以上の看護師に対してベテランという言葉が使われ始めるようでした。

では、そもそもベテランとはどういう意味なのでしょうか。
辞書を引いてみると、『ある事柄について豊富な経験を持ち、
優れた技術を示す人。老練者。』とありました。

しかしこの、本来のベテランの意味を以てこの呼び方を使っているという人は、
実際はとても少ないのではないでしょうか。

それよりも、単に「40代以上だから」とか「長くここにいるから」といった理由で
ベテランに区分し、勝手に自分のイメージを押し付けているということが多いのではないかと思います。

看護師において“ベテランさん”というと、

・聞けばどんなことでも適切な意見、答えが返ってくる
・中堅以下が困っていると、どんなことでもサクッと解決してくれる
・どんなレベルの緊急事態でも、常に冷静に対応・判断できるので、
居てくれるだけで大きな安心に繋がる存在

というようなイメージでしょうか。

そんな先輩を想像すると、やはり40代以上のスタッフや、
主任、師長などの姿が思い浮かぶのではないかと思います。

このため、実際の職場でも40代以上のスタッフに対して後輩たちは
“いつでも仕事が完璧にできるベテランさん”という印象を持っていることも多く、
なにかミスをしたときには「ベテランなのに…」といった反応や目が向けられることに対して、
ベテランと言われる当事者たちはストレスを感じていたり、
プレッシャーになっているという看護師も少なくないようです。

20代~30代の給料と比較!

そういったストレスも抱えながら日々仕事に励んでいるベテランクラスでは、
それに見合ってやはり年収もグッと上がるのかと思われるのですが、
実際の調査データを見てみると、20~30代の頃の収入と比べて
大きく増加するということはないということが分かります。

これは、ライフスタイルの変化や体力のこともあってか
仕事量を減らす看護師も多くなるということもありますし、
勤続年数による昇給もあまり大きくないということが挙げられるのではないかと思います。

それでも、年収500万、600万と稼いでいる看護師もいる背景には、
この年代から役職に就く方も増えてくるので、
役職手当などによって収入がアップしているということではないかと思われます。

それでも、役職に就ける人材は限られていますので、
一般社員の方が圧倒的に多いでしょう。

なので、収入はわずかにしか増えないのに、
業務の量や周りからのベテランプレッシャーだけはどんどんと増えていって、
ただただ憂鬱な気持ちになっているというベテラン看護師が、
結局長年働いた大きな病院を退職して
小規模の施設に転職するという事例も決して少なくないということです。

出産や子育てのブランク

“ベテラン”という言葉は、辞書の意味のようなイメージが強いにも関わらず、
使われるときにはその対象の現状に関係なく
ただ経験年数が長いという事実だけで用いられていることが多いような気がします。

中には、40代でも途中で出産・子育てでブランクがあったり、
配置転換が頻繁にあって同一部署での経験が少ないといった理由から、
ベテランと呼ばれるには自分に自信のない看護師もいますし、
性格上忘れっぽい人やうっかりミスが目立つという看護師も少なからずいます。

十分な自信のある方に対しては、“ベテラン”は誉め言葉になるのかもしれませんが、
時にはその言葉が相手を追い詰めることもあるということは、
心に留めておかなければいけないのかもしれませんね。