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保育園の看護師ってどう?≪採用された園と私≫


私が勤めていた保育園は少し変わった特色を持っていた園で、
園長が看護師経験者であり、病児保育にも積極的に携わっていたため、
その園に通う子どもには喘息や
何かしらのアレルギーを持っているという子も少なくありませんでした。

喘息発作が数日続いていて、状況によっては吸入処置が必要という児についても、
園長が適切に判断をしたり、保護者からの要望を受けて園で吸入をさせることもありました。

私は、この園の園長が元医療従事者ということは知らずにこの施設の面接を受けたのですが、
“保育園看護というものがどういったものなのか全くわからなかった”当時の私にとっては、
想定外のとても素晴らしい出会いであったと今も感謝しています。

配置されるメリット

この園には、聴診器が常に準備されていて、
保育士にも「胸の音」などの指導を園長が行ったりしていました。

決して保育士が何かしらの判断をするわけではないのですが、
担任として1日中一緒にいる保育士の目線で、“何かおかしい”と感じた時に
「胸の音の異常」が理解できるとするならば、
大きな事故に繋がる前に様々なトラブルを未然に防げるメリットがあるなと思っていました。

当時私はパートとして半日のみ勤務していたので、
私がいる時には私が率先して聴診などは行い、
私がおかしいと判断した場合には園長に報告して
最終判断を仰ぐという手順を踏んでいました。

しかし、この園では園長が十分な経験のある
『元ベテラン小児科看護師』であったために
この確認作業をしてもらえていたのです。

もしも他の保育園に勤務することになっていたら、
その際には看護師は自分一人の可能性は十分に高く、
その際経験の少ない私の判断のみだと何とも心許なく、
信頼を得るのも難しかったのではないかと思いました。

看護師の役目や仕事のやりがい

私は、この園を経験する以前から保育園看護に興味を持っていて、
保育園に看護師がいるからには、
病児保育や突然の急変に対してある程度の行動力は必要だと考えていました。

しかし、それを学ぶ術については全くアテもなく、
協会などに所属して自分自身で探っていかなければいけないかなと思っていたのです。

ところが、それを決心して園の面接を受けてみると、
そこでは実際に働きながらその術を教えて下さる方と出会うことができたのです。

この出会いは、今後も看護師として保育に関わっていきたいと思っていた私にとって
とても貴重な経験となりました。

この職場での経験は、保育園における「看護師の視点」から見た
業務の内容を学ぶことができたものでした。

保育園看護師はまだまだ少なく、
その仕事内容ややり方を教えてもらう先輩のような存在がほとんどいないという現状で、
全国の看護師の方がその在り方を模索しながら奮闘している中、
私はその“先輩”のような存在の方に偶然出会い、
多くの指南をして頂けたことは本当に恵まれていたなと思います。

基本的に保育園の看護師というものは、
1施設に1名の配置となることが多いと思います。

まだまだ志す人も少なく、一般的な看護の職場のように、
“業務の引き継ぎ”や入社時の“研修”が出来る施設も少ないでしょう。

今回私が出会えた施設のように、小児科看護師としての豊富な経験や知識を持っている方が、
保育園を開園するという事例も本当はかなりかなり少ない貴重なものなのだと思います。

ですが、これから保育園看護師を目指す看護師の方の為に、
こういった経歴を持つ方の施設が研修施設として
もっと全国に増えれば良いのになと感じていたものでした。