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保育園の看護師の心構え≪感染症の予防≫


保育園は、1年を通していつも何かしらの感染症が流行してしまう場所です。

夏にはプール熱、冬には嘔吐下痢に関するウイルス性感染症やインフルエンザといった季節性、
流行性のものも多いのですが、子ども特有の水痘やおたふくかぜ、
また私が勤めていた時には、リンゴ病や手足口病、
溶連菌といった感染症が連鎖発症したこともありました。

感染症の拡大を予防するために重要な事の一つとして、
それぞれの症状が出始めた児をいち早く見つけ、考えうる感染症の可能性を特定し、
その感染経路を断つということがあるのではないかと思います。

例えば、飛沫感染するものであれば対象児を隔離したり、
早めに保護者に連絡を取って迎えに来て貰うといった対応を取ったり、
接触感染するものならば罹患児の排泄物や体液から職員が媒介してしまわないということや、
他の児が触ってしまわないよう注意するといったことです。

そして、この予防策を取ることは保育士には
難しい場合も多いのではないかと思います。

もちろん罹患が明確になった病児に対しての感染経路対策については、
保育士も徹底した管理を行っていると思います。

ですので、私が難しいと感じるものとは、
極一部分のみに限局された症状から始まる疾患や、
一見発見しにくい病変の早期発見についてです。

保育士のサポートとして園児を観察する

もちろん、豊富な経験を積んでいるベテランの保育士の方などは、
これまで見てきた症例の知識から観察力も鋭く、
小児看護の経験が少ない看護師であれば比較にならない程の気付きをされていることと思います。

しかし、保育園という大勢の子どもがいる中で、
一人の職員で複数の園児を保育していると、朝の迎え入れからトイレのお世話、
一人ひとりが怪我をしないか目を配りながら、
その日1日の保育の計画を考えたりすることになるので、
はっきりとした症状が顕在化する前の小さな症状に
気付きにくいということもあるのではないかと思います。

感染症には潜伏期間がありますが、小さな症状が出始めたときには
すでに感染能力があるものもあるので、少しでも早く発見することが
園内大流行を防ぐことにも繋がるのです。

感染の拡大を予防する

保育園のように、感染症が流行しやすい場所に看護師がいる目的の一つとして、
感染拡大を抑止するための保健衛生活動を行うことも大きな役割であると思います。

もちろん、保育士の先生方も適切な感染予防対策を勉強され、
毎日朝・晩と実践して取り組まれていると思います。

それでも保育士さんたちは、何かと忙しくて手が回らないことも出てきてしまうので、
手が回っていないなと感じた部分については、
看護師としての知識も活用しながら環境整備や園児の体調管理などを
手伝っていけたらいいのではないかと思います。