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保育園看護師と人間関係≪保護者との関わり≫


保育園のように子どもを相手にしている職場では、
仕事の上で関わりがあるのは目の前の子どもだけではなく、
その保護者との関わりも大変大きなウエイトを占める業務となります。

特に乳児のクラスでは、親も子どもと離れることが心配だし、
日々何かしらの成長を見せてくれる時期なのでその変化も気になるという段階でもあって、
保育者との連絡・連携が非常に大切になってくると思います。

また、初めての子育てとなる保護者の方については、
「他の子と比べて自分の子は…」という心配や不安など、様々な悩みを抱くことも多かったり、
離乳食の進み具合や母乳についてなど、「分からなくて困っている」と言われる方も多かったため、
そのような相談を受ける機会も時々あり、
看護師として保健活動の知識も多少は必要であるなと痛感していたところでした。

保護者との強い信頼関係を築く

乳児期の子どもは、“昨日できなかったことが今日はできるようになった”
という成長の変化を目まぐるしく見せてくれます。

これについては、保護者の方も出来る限りその成長の姿を
自分の目で見守りたいと思っているのではないかと思います。

しかし、1日中仕事に出てしまっている親は、
その間に起こる成長の瞬間を見ることはできません。

ですので、園で何か新たな成長の姿が見られた時には、
『私たちも同じ気持ちで共に見守っている』という姿勢を受け入れてもらうために、
細かく保護者の方と連絡しあってその喜びを共有することを心がけていました。

さらに、日常の保育生活の中の自然な写真や、
ふと見せてくれた園児の笑顔などを写真に収め、
イベント事などの際に毎日の保育園での様子として
保護者の方々にお知らせしたりもしていました。

そのような働きかけの効果もあってか、
私自身受け持ちクラスの保護者とは良い信頼関係を築けていたのではないかと思っています。

また、子どもというものは実に正直で、朝の登園時など
“保育園が嫌だ”と思っている子はぐずって保護者と離れたがらないこともあります。

これは、年齢が高くなる程現れるもので、
乳児など年齢が低い場合にはただ単に分離不安だったり寂しいだけという場合もあるのですが、
それでも“園が楽しい”と思っている子どもについては、
年齢が低くても朝の登園時の様子に多少の印象の違いがあったように思います。

このとき、笑顔で登園する我が子を見る保護者は、
安心して出勤して行けていた印象だったのですが、ぐずって離れたがらない、
いつまでも泣いて後追いをする子どもの場合には保護者もとても不安そうで、
心配で後ろ髪を引かれているといった感じで辛そうに出勤して行かれていました。

実際に私が働いていた時には、自分のクラスの乳児はほとんどの子が登園の際に泣くことなく
保護者とバイバイができていたのですが、
他のクラスの子どもでは担任が出迎えに出ても泣いて泣いて
親と離れたがらないという場面を何度か見かけたこともありました。

また、自分のクラスの担任があまり信用できないからと、
何か相談したいことや話したいことがある時には
他の職員に声をかけるといった保護者を見かけたこともありました。

看護師でも、保育者としての自覚を持っておく

保育園という場所は、毎日、大切な子どもを長時間預かる所なので、
保護者としても信頼することのできない保育士だと安心もできないだろうし、
また職員側としても、そういった反応を保護者にされるというというのは、
なんとも悲しい状況だなと痛感していました。

なので、私が保育園という場所で担任業務を任されていた時には、
「看護師」という職種ではあっても、『保育者』として
保護者から信頼して安心してもらえるような関係性の構築をしようと、
常に心がけていたことでもありました。

その中で、さらに「看護師」としての付加価値を活かすことができればと思っており、
それが両立できるようになった時には、
保育園という場所で看護師が存在する意味が
さらに大きくなるのではないかと思っていたものでした。