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医療の看護の過程を標準化!クリティカルパスの目的と必要性


クリティカルパスは、現在多くの医療機関で導入されています。医療と看護の過程が標準化されており、効率的に質の高い医療サービスが提供できるように作成されています。入院から退院まで流れが明記されているので、医療者は的確に医療を展開することができ、患者は安心して療養生活を送ることができます。

意味

クリティカルパス(パス)とは、時間に沿って治療や検査、行動や目標など一連の過程が明確に入力されている計画表です。パスは病気別に作成されており、病気が順調に治癒していく経過を標準的に示した計画表です。

パスはすべての患者に対して統一的に医療を提供するために作成されたのではありません。患者には個性があり、病態の経過も違います。パス通りに計画が進まないときは、パスを使用しないことや使用を中止して患者にあった適切な方法で対応していきます。また、パスから逸脱しているときは何らかの問題があるので、異常の早期発見にもつながります。

導入の目的

パスは、各医療分野の専門家とともに科学的な根拠に基づいて、入院から退院までの治療や検査、看護計画や目標など一元化して作成されています。医療スタッフ全員が共通した認識を持って医療展開できるので、働きやすくチーム医療の促進につながります。

パスを使用することで、業務が明確になるので担当医師や看護師による診療内容のばらつきや費やす時間の差をなくせます。治療計画や方針に沿って行動していくので指示漏れや間違いを防止することにもなり、医療の標準化と適正化につながります。不必要な検査や投薬も行われている場合もあるので、在院日数の短縮や医療費の削減になるなど効率的にもなります。

パスには必要な情報がたくさん記入されていて、パスを用いることで患者への治療や看護についての説明がしやすくなり、インフォームドコンセントの充実が図れます。パスに沿って患者に説明して同意を得て使用するので、後に患者ともめることはありません。医療の標準化と効率化を図ることは、患者の心身の負担と費用の負担軽減にもつながるのです。

内容

クリティカルパスは基本的に、縦軸に達成目標、検査や治療、生活についての項目、横軸に入院日数を書くようになっています。

パスには医療者用と患者用の2種類が作成してあります。医療者用は、医療スタッフ全員が円滑に連携して実行できる専門的な内容が詳細に記入されています。患者用は、患者が分かりやすい言葉や内容で作成されているので、病気についての理解を高めることができます。また、イラストを入れるなどの工夫もされています。

パスは入院してすぐに患者に渡されるので、患者は今後の治癒過程や生活など退院までの流れを把握することができます。そのため、不安の軽減と安心して療養生活を送る手助けになります。自己管理や治療に対しても前向きの取り組むことにつながります。

内容は定期的に見直しや改善が行われています。医療者だけではなく、患者の要望も参考にしているので、患者にとって質の高い医療を安定して提供することができます。