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日赤のナース服≪ナースキャップやナースウォッチ≫


国際的な医療組織といえば、
やはり「赤十字社」が一番最初に思い浮かぶのではないでしょうか。

世界各国にそれぞれ赤十字社が存在していて、その目的や理想、
人道的任務を果たすべく多くの赤十字社員が
世界中で活躍しているとても大きな医療団体ですよね。

ところで、「看護師さんといえば?」と聞かれて連想するものというと、
どのようなものが思い浮ぶでしょうか。

忙しい、3Kといったネガティブな意見も多く聞こえてきそうですが、
それでもまだまだ「白衣の天使」と言ってくれる方も多いのではないかと思います。

イメージは白衣の天使

最近でこそ、“白のナース服”、“糊の効いたナースキャップ”を見かける機会も
グッと少なくなってしまったのですが、一昔前までの『看護婦さん』といえば、
白衣とキャップ姿のイメージが一般的だったのではないでしょうか。

ですが、なぜそもそも「看護師は白衣」が定着していたのでしょう?

気になるその白衣の歴史なのですが、
実はここにあの「赤十字社」が関係してくるということなのです。

戦後の日本で、1952年に日本赤十字社法が制定されたことを受けて設立された
日本赤十字社が、このとき病院を作った際に“白”で看護師用の制服を作ったことが、
日本におけるナース服の始まりとされています。

ナイチンゲール着用の白いエプロン

この時白が採用された理由は、
ナイチンゲールが着用していたエプロンの色だったからだそうです。

その後、何十年も看護師の制服といえば“白のワンピース”とされてきていたのですが、
時代も流れ、スカートよりもズボンの方が動きやすいのではないか、
白衣には威圧感や圧迫感があり子どもが泣いてしまうなどの課題も多く出てきたことによって、
現在ではピンクやブルー、グリーンといった多様な色のナース服や
ズボンの制服を採用する病院が多くなる流れとなりました。

また、それまでは看護師のシンボルでもあったナースキャップについても、
載帽して勤務にあたっている中で、周囲にぶつけやすかったり、
緊急時には動作の妨げとなる、感染源となりえるといった問題点も多く提起され、
現場から「なくして欲しい」という声も高まったことを受けて、
現在ではキャップを採用している病院はほとんど少なくなってしまいました。

現在では、看護学生の時に実習開始前の載帽式で少しだけ頭に載せる程度になってきており、
看護を志した学生にとってはこの載帽式が憧れであったり、
楽しみとなっているという方も多いのではないかと思います。

赤十字マークの時計が人気

また、限られた職業に就いている人には非常に便利で扱いやすい、
ナースウォッチも看護師を象徴するアイテムの一つなのではないかと思います。

看護師は「一処置一手洗いが重要」と言われる程、手洗いをする頻度が多いです。

ですので、腕に時計をしていると非常に邪魔になりますし、
全体をしっかり洗うことができません。

また、看護師の基本業務の一つであるバイタルチェックでは、
脈や呼吸を器械を使わずに計測しようと思った場合、時間を見られる時計が必要になります。

そんな、“看護師のための時計”がナースウォッチというわけです。

胸などにぶら下げて使用できるよう逆さ文字盤で作られていて、
様々なメーカーから販売されているのですが、
日本赤十字社がデザインし販売しているものもあり、
「赤十字マークが看護師らしい」ということで、現役のナースからも多くの支持を集め、
現在では品切れ状態になっている程のようです。

“看護師さん”からイメージできる、多くの慣習に影響を与えていた赤十字社は、
現在も「日赤」と称され、私達の生活に非常に多くの関わりを持ちながら
たくさんの社会支援、日常業務とともに身近な存在となっていると思います。

現在では“当たり前”になっている医療界の様々なことについて、
日赤が関わっているということは、実はもっと他にもあるのかもしれませんね。