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看護師 医師 人間関係≪連携や指示≫


「看護師」というのは、傷病者や褥婦の療養上の世話を行ったり、
診療の補助を業とする者と定義されているように、
医師がいなければ存在意義が成り立たない部分も少なくない職業です。

医師が治療を行った患者に対して、その指示を遂行したり、
時には連携して共に患者の治療に当たりながら、
療養上のお世話も行っていかなくてはなりません。

このため、医療施設で働く看護師にとっては、
医師との人間関係や信頼関係の構築は
大変重要な仕事の一つと言えるのではないかと思います。

一口に「医師」といっても、そのタイプは実に様々です。

研修が終わったばかりの医師、数年の経験を重ねた医師、
現場経験の豊富なベテラン医師などなど。

加えて、もちろん医師だって一人の人間なのですから、
その肩書きプラス個々の“性格”という要素も人間関係において
様々な影響を及ぼすことになるのではないかと思います。

しかし、医師との良好な人間関係を築くことは、
意外と簡単なことなのではないかと私は感じています。

それが、中堅以上の経験豊富な医師の場合では尚更です。

その理由は、大方の医師が「最初はできなくて当たり前。
相応の努力をして、目に見える成長をしてくれればそれでいい」
と考えていると思うからです。

現在でも医師といえばまだまだ男性の方が多いですが、
新卒で女性が入社した時には大半の男性医師は
“若い新人さん”に優しく接してくれるのではないかと思います。

知識も、医師としてのプライドもある男性は、
現場経験の少ない新人に対して初っ端から怒鳴り散らすような人は少なく、
初めのうちは温かく見てくれることが多いというのが私自身の経験です。

しかし、その温かさに甘えて2カ月経っても、3カ月経っても
1カ月目と同じ失敗をしていては、
徐々に医師の態度も変わってくるのです。

そして、半年程経ってもまだ最初の頃と同じような失敗をしていたり、
業務の要領が良くならないと、
「ダメだなぁ」といった評価を向けられ始めるのです。

新人1年目からの成長と経験年数

一見すると、無謀で冷酷な対応に思われることもあるかもしれませんが、
『ちゃんとした意欲と熱意を持って、日々成長したいという気持ちもあって、
自己学習などの行動が伴っていれば』、
この成長は実は誰にでも可能なのではないかと思います。

というか、医師、むしろ男性はそう思っていることが多いような気がします。

ところで、自分が中堅・ベテラン程の経験を積んだ看護師が、
若手の頃に先輩に言われて涙していた言葉を、
今度は自分が後輩に言っている姿を結構見かけたことがあります。

経験があって、自分で努力をして積み上げてきた人は、
「やればできる」ということを分かっていて、
できない人には「十分にやっていないからできないのだ」と思う傾向が、
誰にでもあるのだと私は思います。

人間は、自分が経験することで
その時初めて他者に対して理解や共感ができるということは、
結構多いのではないでしょうか。

新人1年目の頃は、仕事も全て0から覚えてこなせるようにならなければなりませんし、
一番近くで新人の尻拭いをしなければならない先輩たちからは、
心ない言葉や態度を向けられることが多いのも現実です。

ですが、その中で医師は「今はできなくて仕方ない。できる努力をして、
適切な時期に相応の成長をすれば良い」という思いでいてくれていると認識し、
分からないことは始めのうちに聞くなど積極的な姿勢を見せ、
しっかり成長していくことができれば、医師との良好な関係は
おのずと築かれていくのではないかと思います。

しかし例外もあって、臨床経験の少ない医師については
自分自身にも余裕がないので、新人に対して余裕を持った対応ができない方もいますし、
根本的に性格の問題で、他人とのコミュニケーション能力に問題のある医師もいます。

そういった医師については、看護師の経験年数関係なく、
皆好意的には思っていないことも多いので、
その場合には同僚の間で対応を検討する必要もあるかと思います。