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看護師 男女比 厚生労働省≪比率の統計≫


男女が活躍中の職場はこちら!

以前は、病院にいるお世話をしてくれる人といえば
「看護婦さん」と言われていたように、
そのイメージといえば現在でも
まだまだ女性の印象の方が強いのではないでしょうか。

2001年の保助看法の名称改定に伴い、
2002年より『看護師』というように呼び名も変わり、
それから12年、ようやく病院などでも
“看護婦さん”と呼ばれている姿を
あまり見かけなくなったような気がします。

その名称改定の以前にも、男性看護師は存在し「看護士」と呼ばれていたようですが、
それでも1996年の厚生労働省の統計によると
全体看護職員就労数49万2,352人のうち1万2,768人が男性と2.6%程度の割合しか働いていなかったということなので、
病院などで男性の看護師を見かけることがほとんどなかったことにも、
納得できるのではないかと思います。

この数字からもわかるように、20年ほど前までは看護の世界ではその比率は男女比1:9以下で、
そのほとんどが女性の職場であったことは言うまでもなかったと言えるのではないでしょうか。

それでも、最近では病院に行くと男性の看護師に遭遇することも
多くなってきたのではないかと思います。

男性へのニーズが高まる科

先ほどの厚生労働省の統計調査によると、この5、6年ほどで男性看護師は徐々に増加し、
2012年では女性 54万8,800人に対して
男性 4万3,150人と男女比にすると1:9以下で変わりはないのですが、
その増加率に注目してみると2008年と比較して、女性看護師が1.23倍なのに対し、
男性看護師は1.47倍も増加しているということなのです。

2004年に私が看護学校へ入学したとき、1クラス30人の中に男子は1名。
他の学校の友達にも、男子は2、3人だけだったのですが、
その後新しく入学してくる後輩のなかには年々男子の数が増えていっていた記憶があります。

女性ばかりの学校に入ることに抵抗のあった男子が、徐々に気にしなくなりそれよりも
看護の道を志す気持ちの方が強くなってきたことも、
現在男性看護師が増えてきている要因なのではないかとも思います。

また、以前の男性看護師への期待が現場での力仕事への需要という部分が大きかったのに対し、
現在では結婚・出産で現場を離れることが多い女性に対して、
そういったリスクが少ないために、人手不足の観点から男性の安定性が見直されていたり、
一般病棟でも男女をバランスよく配置するべきといった考え方が浸透してきていることも、
男性看護師の増加につながっているのではないかと思います。

また、泌尿器科、透析室、精神科、手術室や救急センターなど性差なく働きやすい環境において、
男性のニーズが高まってきていることも、男性に看護の道を決断させる一因となっているように感じます。

日本の看護界では今後、その男女比を5:5にすることを目指すと言われています。
少し前のように、男性看護師は羞恥心の観点から敬遠されるといった扱いばかりを受けるのではなく、
むしろ様々な面でそのメリットが注目されています。

今後さらに男性の看護師が増えていき、看護師の人手不足の解消とともにより
質の高い看護援助の提供につながっていけばいいなと思います。