いつ辞めるか悩む!
看護師の仕事をしていると、
常に「いつ辞めようか」という
葛藤と向き合いながら
日々を送っているという人も
少なくないのではないかと思います。
新人として就職し、さまざまな人間関係や
看護の現実を経験することで
その辛さに「辞めたい」と思った一年目から、
ぐっと堪えて二年目、三年目と経験していくにつれて
今度は表面的な苦痛だけではなく、
自分自身の目標が定まったりもするでしょう。
また、以前から疑問に感じていた人間関係であったり
病院のシステムそのものに対して、
しばらく経験して見てきたからこそ『やっぱり違う。おかしい』と、
転職を決意することもあるのではないかと思います。
また、さらに経験を重ねることで
さらなるスキルアップや自分が輝ける分野や場所を
見つけられたからこその転職。
という選択もあるのではないでしょうか。
看護の世界以外での仕事の三年目というのは、
その部署の仕事を一通り一人でこなせるようになり、
後輩も入ってきて指導もできるようになって
それなりに自信もついて
仕事そのものにも順応していける時期に突入していきます。
看護師の三年目は今までの
“とにかくがむしゃらに周りについて来た”、
“不満に思うこともあったけれど、
とにかく全体像がつかめるようになるまでは目を向けずにやってみよう”
と自分を奮い立たせてきた二年目までと大きく異なります。
自分自身の視点も変わり、
客観的に自分の現状やその部署の現状を
見られるようになってくることと思います。
そこで、「自分はこのままここで働き続けていていいのか」、
「自分はどの分野に興味があり、どこを目指していけばいいのか」
といった疑問や悩みの壁にぶつかって行くのではないでしょうか。
また、社会人三年目といえば23歳~25歳くらいになり、
仕事だけでなくプライベートの人生設計にも
目を向けていかなければいけない時期になってくる女性が多いことと思います。
朝起きて、嵐のような勤務をこなし、
帰宅してからは勉強や係や委員会などの持ち帰り仕事を片付け、
なんとかご飯を食べてお風呂に入り、
布団になだれ込んでまた朝が来る。
たまに夜勤に行って、ボロボロになって朝方帰ってくる…。
「私は本当にこのままでいいのだろうか!?」
そう思う看護師さんも実際にいるのではないかと思います。
仕事のスキルアップ、お給料のアップ、
プライベートのステージチェンジなどなど。
看護師3年目の女子には悩みも欲しいものも盛りだくさんです。
しかし、その悩む選択肢を持てるのは、
あの辛くて辛くて仕方のなかった新人時代を
乗り越えて頑張ってきたからこそ得られた戦利品なのだと思います。
転職するにしても、退職するにしても、
今の職場を続けるにしても
また次何年か後に訪れる選択肢を増やして
充実した人生を送るために、
今はたくさん悩んで本当に
やりたいことに向き合うことも大切なのではないでしょうか。