【サイト内検索】

訪問看護ステーションとは≪給料・アセスメント・指示書≫


最近の医療機関では、国の医療費削減対策の一環である、
診療報酬改定のうちの「退院調整加算」によって、
病院における在院日数を短くする傾向が強く、
本来であれば病院で入院しながら管理を受けるような医療処置を受けている患者さんでも、
在宅に戻って通院や訪問看護などのサービスを利用することで
自宅療養する方が多くなってきているようです。

そのような、在宅で療養をしながら看護師の援助・介助が必要な方の自宅を訪問し、
適切な援助を行うことを業務としている訪問看護師は、
『訪問看護ステーション』という施設から派遣され、サービス提供を行うことになります。

訪問看護ステーションとは、自宅で療養している患者さんに
訪問看護サービスを提供する機関・施設のことを言い、
ここから専門の看護師等が利用者の自宅を訪問し、
病状や療養生活を看護の専門家の目で見守り、
適切な判断に基づいたケアとアドバイスで24時間365日いつでも対応し、
在宅での療養生活が問題なく送れるように支援しています。

訪問看護は、夜勤がない施設も多く、パートとして
短時間から働くこともできるため、
結婚・出産や夜勤が難しいなどの理由によって
病院から離れた潜在看護師の、新たな働き方の一つとして注目が集まっています。

現在の訪問看護では、やはり高齢者の在宅ケアの需要が中心となっていて、
自宅療養をしている利用者の元へ看護師、准看護師、保健師、
リハビリスタッフ、介護福祉士、ホームヘルパーなど
状況に応じた専門スタッフが派遣されています。

介護保険や医療保険!管理者として登録

現在数多くの訪問看護ステーションが存在していますが、
その管理者は、介護保険法では保健師か看護師のみ、
健康保険法のみの申請の場合は助産師でも
管理者として登録することが可能となっています。

つまり、保健師・看護師・助産師の資格さえあれば、
誰でも独立開業ができる仕組みとなっているのです。

訪問看護師のお給料は、夜勤などもないため、
一見病院勤務よりも大幅に少なくなると思われがちですが、
施設によっては経験年数の考慮があったり、
24時間体制やオンコール・自宅待機体制をとっている所もあるので、
病院程とはいかないまでも、多少の手当が付くこともあるようです。

勤務時間や地域差はありますが、平均では年収350~500万であることが多いようです。
施設によって、基本給+歩合制、
年棒制、訪問1件につきいくらといった歩合制の施設もあり、
貰える給与の幅は本当に様々となっています。

看護師が行う訪問看護サービスは、
利用者のかかりつけ医が交付する「訪問看護指示書」に基づいて
必要に応じたものが提供されるようになります。

そして医師からの指示書をもとに、
看護師が、効果的なアセスメントを進めるためのアセスメント票を用いて
様々な情報の収集を行い、それを元に利用者に関する総合的なアセスメントをして
それに基づいた看護援助、介護ケアを提供していく流れとなっています。

昨今の高齢化に伴い、訪問看護の需要は増加の一途を辿っているようです。
独居老人などは、訪問看護師への依存度も高まり、
24時間待機制度のある施設では、深夜に「急いで来て」と呼び出されて行っても、
「寂しかったから」などという理由のこともあるといいます。
そして時には、本当に看取りの場合もあるのです。

1晩中気の抜けない夜を過ごしながら、
次の日は朝からフル勤務となることが多いようで、
中小規模のステーションがその多くを占めていることから、
一施設あたりのスタッフ数が少なく、
その分一人ひとりの負担も大きいことが問題となっているようです。

需要はどんどんと高まる中、
訪問看護師の数は数年前に比べても微増しかしてません。

この需要と供給の問題、さらに勤務体制の整備の問題の解決も、
今後の重要な課題となっているようです。