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0歳児の保育と看護師≪病気や体調管理≫


現在の『保育園看護師』の求人内容としては、
保育園全体の保健衛生活動に加えて
“0歳児クラスの受け持ち”も盛り込まれているものが多いのではないかと思います。

施設の規模や、施設責任者の意向などによって、
そのクラスを看護師のみで受け持つのか、
保育士と看護師がチームとなって受け持つのかということは変わってくるようですが、
保育園に看護師が採用されるようになると、
ほとんどの場合乳児の保育に関わることになることと思います。

担任としての仕事!大変なことも

クラスの受け持ち、いわゆる担任になると保育士の仕事内容と同様に、
保育計画を立てたり、育成記録を管理したり、
年間のイベント事の際には必要な小道具の作成をしなければならなかったりもします。

これが、規模が大きくて保育士も一緒に担任をしているような施設では、
保育士のお手伝いをする程度で良いのかもしれませんが、
私が以前勤めていたような規模の小さく、
6~7人の乳児を看護師一人で受け持っているような場合には、
一人でそれらの作業をしなくてはいけないので、
そんなとき“ちょっと大変だな”と感じていました。

乳児との関わり

0歳児クラスの担任になると、
1年間みっちりと子ども達と関わることになります。
それはもう、ちょっとした親の代わりの気分になっていました。

毎日その子の健康状態や成長の変化に目を配り、
一人一人の子どもの生活リズムや性格、特徴なども細かく把握して、
ミルクをあげるタイミングや排泄のリズム、
午睡の間隔などその日1日の個別の園生活リズムの計画を立てるところから
保育園看護師としての1日が始まりました。

朝、保護者の方から子どもさんをお預かりして、
昨日降園してから今日登園するまでの間に何か変わったことはなかったか、
何か心配なことはないかなどを詳細に聞いてから、
園児をお部屋に連れて行きます。

私が働いていた時の0歳児クラスのお部屋では、
月齢3カ月の子どもから、一人で安定して歩けるようになるまでの乳幼児が
同じ部屋で生活をしていました。

まだ寝返りも儘ならない子から、ずりばいをしはじめた子、
ハイハイが出来るようになっている子、
伝い歩きや一人歩きを始めている子と園児の発達段階も幅広く、
看護師である私の1日の仕事は、その子達のお世話をする事と同時に、
それぞれの月齢や発達過程に応じた遊びで皆と遊ぶことや、
その全員が怪我無く安全に遊んで1日過ごせるように
監督することも大きな課題となっていました。

体調の変化にいち早く気付く

そして、乳児の保育に看護師の導入が進んでいる大きな要因の一つでもある、
“体調の変化にいち早く気付く”ということも重要な業務でした。

この段階の子ども達は、自分で具合が悪いとか、
どこが痛いといった訴えをすることができないため、
看護師として小まめに子ども達の様子を観察することで、
小さな変化にいち早く気付けるということがあるのではないかと思います。

実際に私が働いていた間にも、朝には熱はなかったけれど少し機嫌が良くなかったという乳児が、
登園後徐々に熱が上がっていってお昼頃には39℃近くなってしまったという事例もありましたし、
もっと驚いたのは、朝はいつも通りすこぶる元気で笑顔も見られていたのに、
お昼寝から目覚めると突然39℃近い熱を出してぐったりしてしまったという事例もありました。

この時も、1日3回の検温や触診などを通して気付くのが早かったため、
園でできる最低限の対症療法を行い、
すぐに保護者に連絡を取ってお迎えに来て貰ったりしていました。

不安とやりがい

保育園という場所で看護師が働くということについては、
最初の頃はこれまでの臨床における
「看護師」としての経験値をほとんど発揮することができないと悩んでしまったり、
保育士業務や雑用業務がより目について、
「なにをやっているんだろう」と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、目の前にいる自分の受け持ちの子ども達の笑顔を見ながら、
“この子達のために看護師である自分にできることはなんだろう”
と考えながら日々仕事に取り組むことで、
次第に大きなやりがいを感じては子どもたちの笑顔に癒され、
充実した保育園看護師としての毎日を過ごすことができるようになるのではないかと思います。